高齢者が高齢者を支える
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2016.6.2


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全体像


教材
中級編


@ 社会保障関連費とは、「年金」「医療」「福祉」などに使われるお金のことです。高齢化に伴い、この社会保障関連費の支出は年々大きく膨らんできています。昨年度の社会保障関連費は31.5兆円で、一般会計歳出総額(国の一年間の支出合計)の33%を占めました。国の借金額はすでに一千兆円(日本国民一人当たり約800万円)を超えており、これ以上社会保障費は増やせません。では、どうやったら増やさなくてもいいのでしょうか? 

A デンマークは、国の福祉サービスが整っている上に、「困っている人を助けるのは当たり前」という考え方が行き渡っている国でもあります。ボランティア団体「エルドラセイエン」には、高齢者の2人に1人が会費(年会費は4,600円)を払って会員となっています。この組織は、元気な高齢者が「支援を必要とする高齢者」を助ける仕組みとなっています。「食べる友だち」(一緒に食事をする)、「病院の友だち」(入院している人をお見舞いする)、「安心コール」(電話の話し相手をする)など、さまざまな支援の仕方が整っています。

@ なかには毎日ぎっしりとボランティアの仕事が入っている高齢者もいます。しかし、「誰かが自分を必要としていること、人が喜ぶことが自分の幸福だ。」と話しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校2年生
実施=2016.5.23