怖い歯周病
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2016.6.2


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全体像


教材
中級編


@ 歯周病は「もの言わぬ病」と呼ばれています。症状がかなり進行するまで自覚症状がないからです。歯周病の初期の段階では痛みがなく、歯茎が腫れたり、歯磨きのときに出血したりする程度なので、そのまま放置している人が多いのが実態です。しかし、放っておくと全身の病気にも影響する恐い病気です。厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、若い年齢層(25歳〜29歳)でも70%以上で歯周病の兆候(前触れ)がみられるとのことです。

A 歯周病は、歯を支える歯肉やその周辺組織が炎症を起こし、悪化すると歯を支える骨が溶け、歯を失います。その原因となるのが、歯垢(プラーク)です。歯垢というと、食べカスのことだと思っている人が多いようですが、実は歯周病菌という細菌のかたまりなのです。

@ 歯周病は全身の病気に関係しています。歯周病菌や炎症物質がだ液に混じったり血液に入り込み、全身に運ばれて悪影響を及ぼすからです。その結果、糖尿病・心筋梗塞・動脈硬化などの恐ろしい病気を引き起こします。特に動脈硬化が心臓の血管で起きると「狭心症」や「心筋梗塞」、脳の血管で起きると「脳梗塞」が引き起こされます。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校2年生
実施=2016.5.23