@ 飯南高校では2009年度(平成21年度)から「飯南高校魅力化事業」に取り組んできています。少子化の影響で、将来的に地元飯南町の生徒数が減少していきます。そういう現状をふまえ、一学年2学級維持を達成するため、町外生の取り込みを目指した取組です。
A それまで寮生は20人前後でしたが、この取組の成果が上がって30人を越し、さらに増加する傾向が出てきました。そこで島根県教育委員会に陳情を繰り返す中で、寄宿舎「月根尾寮」の新築(2014年度)と増築(2015年度)が実現しました。木の香りが漂う新築の寄宿舎には5.3億円をかけ、定員が39人から44人に増えました。また翌年の増築は8千万円を費やし、12人(2人部屋が6室)の増員が実現しました。これによって定員が、合計56人となりました。
B 新入生の入寮者は26人で、今年の寮生は合計54人。過去最多となりました。学校関係者は、「寄宿舎を拠点に、地域住民との交流をいっそう深めたい。」と語っています。また吉田校長は、「町外生が、町内生によい影響を与えている。今後も、積極的に町外生を受け入れたい。」と意気込みを語っていました。