東日本大震災
その後と今後


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2016.5.18


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全体像


教材
中級編


@ 東日本大震災を受けた「東京電力福島第一原子力発電所」は、現在取り壊し作業中です。一日平均7千人が働いていますが、放射線量がひどくて仕事がなかなか計画通りに進みません。恐らくは今後、30年〜40年かかるだろうと言われています。一方、国は3年前、「今後、必要経費は総額で2兆5000億円」との見通しを示しました。ところがその後、会計検査院が改めて計算したところ、来年3月までに既に3兆円以上がかかるという結果を発表しました。

A 特に問題となっているのは、核燃料の建物に地下水が流れ込むことによって生じる汚染水です。トリチウムと呼ばれる放射性物質を含む、この汚染水について、国の専門家チームは、「基準以下に薄めて海に放出する方法が、最もコストが安く最短で処分できる。」とする結果をまとめました。国は、放出による地元への影響も考慮したうえで今後、処分方法を決めたいとしています。むろん、風評被害を心配する地元漁師は反対しています。

B 更にやっかいな問題は、溶けた核燃料です。その量も、取り出す方法も確定していません。現在は、人間の代わりに作業をしてくれるロボットを開発中です。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校1年生
実施=2016.5.24