恐怖!
人食いバクテリア


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2016.5.4


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全体像


教材
中級編


@ 最近、恐れられている病気の一つが「人食いバクテリア」です。正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」といいます。発症すると、急速に症状が悪化して手足が壊死します。時には死に至る恐ろしい病気で、その致死率は3割という報告があります。

A 主な病原体は「A群溶血性レンサ球菌」で、私たちの身のまわりに存在する普通のありふれた細菌です。子どもの5人に一人が喉などに保菌しており、この菌が引き起こす病気として知られているのが咽頭炎、とびひ、扁桃炎などです。通常は抗菌剤で治療が可能です。ところが、何らかの原因で症状が急激に重症化することがあります。これが「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」です。高熱を出して手足が腫れ、激しい痛みを引き起こし、やがて筋肉が壊死していきます。壊死した手足は切断しなければなりませんし、敗血症などで全身に症状がまわってしまえば、時には数時間で死に至ることさえあります。

B 致死率は高く、3割に達するため「人食いバクテリア」と呼ばれて恐れられています。残念ながら現在、この病気に対するワクチンはありません。確認されている感染経路では飛沫感染です。次が、傷口感染です。多くは傷口に細菌が入り込んで発症しています。ケガをした場合は流水で洗うか消毒するなど、適切な処置をとりましょう。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.5.9