グローバル社会
自己表現力を!


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2016.5.4


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2016年3月実施 島根県公立高等学校入試 「国語科」第2問題の 文章を 教材文に 書き換えました。

全体像


教材
中級編


@ 2020年東京オリンピック・パラリンピック招致に当たって、日本人の「おもてなし」が話題になりました。これは日本古来からある、相手への思いやりや優しさ、つつしみ深さや奥ゆかしさの象徴と言えます。

A この「おもてなし」と誤解されやすいのが「シャイネス」(照れ屋さん)です。以前は、謙遜・謙譲・奥ゆかしさというプラスイメージがありました。しかし、今や「グローバル社会」です。言うべきことはきちんと主張する必要があります。話したいことを論理的に組み立てたり、言い方を工夫したりしないと、国際社会では生きていけません。「シャイですから」という自己防衛、言い訳は、日本人にとって克服すべき課題です。

B フェイスブックやツイッターのやりとりは、単語のやりとりで会話が成り立ち勝ちです。相手に天気と気温を伝えたら事足りるという具合に、表現も事実の伝達が多いようです。そこには感情を込めて言葉を選択したり、語順を考えたりという、表現の工夫がありません。同じ降る雪でも、ぼた雪・吹雪・さらさら雪など、言葉によって醸し出す情感が違います。相手への親しみ、尊敬、繊細な感情が、そこにはあります。自ら心がけて繊細で表現に工夫を凝らす「自己表現力」を磨いていきたいものです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生
実施=2016.5.9