宇宙太陽光発電
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2016.2.11


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全体像


教材
中級編


@ 宇宙空間で太陽光から作り出した電力を、電波で宇宙から地球に送り届ける「宇宙太陽光発電」の地上実験に成功しました。実験に成功したのは、三菱重工業です。実用化は遠い将来ですが、この技術を地上だけで応用する「無線送電」は、5年程度で実現しそうです。実現すれば、離島や被災地に無線で電気が送れるようになります。

A 「宇宙太陽光発電」は、地球で太陽に最も近い赤道の上空 約3万6千Kmの静止軌道で行われます。2.5Km四方の巨大な「太陽電池パネル」を備えた発電衛星を設置し、原発1基分に相当する100万キロワットを発電する壮大な構想です。

B 生み出した電力は、電子レンジなどにも使われている「マイクロ波」という電波に変換し、無線で地上に送信します。無線電波を受け取った地上で、電力に再変換して利用します。2040年代の実用化を見込んでいます。

C わざわざ宇宙空間で発電する理由は、二つあります。一つは、宇宙空間では地上の約十倍も、太陽光エネルギーを利用できます。もう一つは、地上では昼間しか発電できませんが、宇宙空間では一日中発電出来ます。天候の影響も受けません。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校3年生