恐怖の感染症
ジカ熱


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2016.2.5


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全体像


教材
中級編


@ 蚊が媒介する感染症、「ジカ熱」の患者が中南米を中心に急速に広がっています。新生児の脳が先天的に小さく、脳の発達に遅れがみられる「小頭症」との関わりも指摘されており、特に妊婦は要注意です。WHO(世界保健機関)によると、ジカ熱は去年5月にブラジル(現在までに150万人が感染)で感染が確認されました。以後、中南米を中心に25の国と地域に広がり、感染者は今後400万人に上るおそれがあるとしています。アメリカやヨーロッパでも、流行地を訪れた人たちが帰国後にジカ熱を発症するケースが報告されています。

A ジカ熱は、「ジカウイルス」を持つ蚊に刺されることで発症するウイルス性の感染症です。感染すると3日から12日間の潜伏期間の後、発熱・頭痛・関節痛などの症状を引き起こします。ワクチン(予防薬)や特効薬はなく、(解熱・鎮痛剤の投与など)対症療法が中心となります。多くの場合1週間ほどで回復します。また感染しても、実際に症状が出る人は4人に1人程度という報告もあります。

B ウイルスを媒介するのは、主に熱帯や亜熱帯に生息する「ネッタイシマカ」や、日本にも生息する「ヒトスジシマカ」です。流行地に渡航する場合は、蚊に刺されない工夫(皮膚を露出しない、虫よけスプレーを使用するなど)が必要です。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

授業対象=中学校2年生