@ 農機具メーカー「クボタ」は、2016年1月19日、無人で田畑を耕す「自動運転トラクター」を展示発表しました。このトラクターは、全地球測位システム(GPS)などで車体の位置を知ったり動いたりします。そして、予めパソコンに入力(記録)しておいた農地の形や広さのデータをもとに、トラクターは自動でハンドルやアクセルなどを動かします。
A このトラクターは無人で農地を耕し、肥料や農薬も撒くことが出来ます。「クボタ」は、このトラクターを2018年に発売する計画です。
B 農業の後継者がだんだん減っていく日本にあって、高齢化も進んでいます。農家の担い手の平均年齢は、現在67歳。65歳以上が6割(10人に6人の割合)以上を占めています。一方、環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意によって今後、海外から安い農産物が入ってきます。これに対抗するために、農業の大規模化は避けて通れません。自動運転トラクターの普及は、日本の農産物の競争力強化につながる可能性があります。