�@　消費税は現在８％（パーセント）、国に納める税金の一つです。100円の買い物をするとき、8%（8円）多い108円を支払いますが、そのうち8円は税金です。これが消費税です。この消費税が来年４月から10%になります。しかし、食品は8%のまま据え置くことが決まりました。この8%に据え置く税率をのことを「軽減税率」と言います。ただし、外食（レストランなどで食事をする）と酒類とは10%のままです。ところで、食品を8%のままに据え置くのはなぜでしょうか？

�A　食品は私たちの生活に欠かせません。収入がいくら少なくても、食品の購入を減らすわけにはいきません。消費税が上がることによって、特に収入の少ない高齢者などにとって大きな痛手（ショック）です。そこで、食品は8%のまま据え置くことになったのです。

�B　一方、この「軽減税率」に反対する人もいます。軽減税率にするより、貧困世帯に毎年10万円ずつ配るほうが救済（助け）になるという主張です。消費税軽減なら金持ちも恩恵が受けられますが、お金を配る「給付」なら貧困者だけが恩恵を受けられるからです。