@ 直径が1mmの 1/1000 という「小さな泡」が注目されています。名付けて「ウルトラ・ファイン・バブル(=ものすごく・すぐれた・あわ)」。尾道の養魚場で開発されました。この養魚場では、魚を育てるのに「酸素のウルトラファインバブル」の入った水槽を使ったところ、魚が2倍近い速さで育つとともに、通常の1.5倍の大きさに成長しました。
A これに注目した科学者が実験をしたところ、さまざまな可能性が広がることが分かってきました。例えば、先ほどの「酸素のウルトラファインバブル」の水は、カビや細菌が増えるのを押さえることが分かりました。また、普通一日で腐って食べられなくなる「さばの刺身」が、「窒素のウルトラファインバブル」の入った水に10分間つけるだけで、5日間も新鮮なままということが分かりました。
B このように、ウルトラファインバブルは今後、化粧品・医薬品・動植物の育成など、さまざまな分野で活用が期待されています。