完成された名機
ゼロ戦

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2016.1.25


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全体像


教材
上級編


@ ゼロ戦(零式艦上戦闘機)は1940年7月に誕生しました。最高時速が533Km、航続距離(続けて飛べる距離)が2,222Km、当時の戦闘機の性能としては群を抜いていました。これだけの時速と航続距離が出た秘密は、徹底した軽量化(機体を軽くする)にありました。

A 機体は軽量化するため、ぎりぎりまで薄くし、機体のあちこちに「穴」を開けました。コックピット(人間が乗る場所)には、当然あるべき「防弾板」(特に防御を厚くした構造)がありませんでした。こうやって軽量化を図るとともに、航続距離を稼ぐため、(撃たれやすい)主翼の中にまで燃料タンクが造ってあったのです。

B こういう理由から、ゼロ戦は連戦連勝、アメリカ軍が恐れる戦闘機として活躍し続けました。しかしアメリカ軍はゼロ戦を徹底研究した結果、機体が軽すぎて急降下・急上昇に弱いことを発見しました。そこで戦闘機同士一対一の格闘戦をやめ、一度攻撃したら急上昇して逃げる戦法に変えました。さらにその後、アメリカの新型機「F6Fヘルキャット」が登場してからは、ゼロ戦の優位は一気に低下しました。

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  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ

実施年月日=2016.01.20
授業対象=小学校5年生