飯南町
バイオマス産業都市に


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2015.11.24


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全体像


教材
上級編


@ 飯南町が、内閣府や農林水産庁など7府省が推進する「バイオマス産業都市」に選ばれました。国の財政支援を受け、2016年度から間伐材を利用して堆肥を作り、コメ栽培へ活用するなど、資源を循環させる「地域循環産業」を創出(新しく作り出す)します。

A 事業は2つあります。一つは、切り出した間伐材を「木質バイオマスセンター」(飯石林業組合が2014年10月に整備;下来島)で「おが粉」にします。これを酪農家から出される牛の糞尿と混ぜた上、「飯南肥育センター」(塩谷)で堆肥に加工します。これを使って、コメ農家が減農薬・減化学肥料による米を栽培(有機栽培)します。

B もう一つの事業(木質バイオマス利用)は、「木質バイオマスセンター」において間伐材を「薪」(たきぎ)に加工。温泉施設「琴引ビレッジ山荘」(佐見)のボイラーの燃料に使います。以上2件の事業における販売額は、おが粉(年間1,440万円)と薪(年間635万円)と想定。また、新たに18名の雇用創出を見込んでいます。

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※ バイオマス =植物・生物などを利用したエネルギー資源。
※ 間伐材 =森林において、樹木の健全な発育を助けるために切り出された木材のこと。