生死をかけて餌を探す
サハラギンアリ


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2015.11.09


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初級編


@ アフリカのサハラ砂漠に棲む「サハラギンアリ」の餌探しは、わざわざ一日のうちでももっとも暑い昼間に行われます。サハラ砂漠の昼間の温度は、摂氏50度にも達する厳しさです。アリが5分も日向にいると死んでしまうほどの暑さです。サハラギンアリは、この暑い昼間に巣から出かけては4分以内に戻ってきます。

A サハラギンアリは、なぜ暑い日盛りを選んで命をかけて餌探しをするのでしょうか?

B その理由は、自分を食べる「天敵」であるアリクイトカゲからの攻撃を避けるためなのです。45度を超えると、さすがのアリクイトカゲも死んでしまいます。外に出ないで日陰でじっとして休みます。そこでサハラギンアリは、怖い敵がいない暑い日向を選んで狩りに出かけるのです。ただし、50度を超えると自分も死ぬので、45度から50度の間の日中を選んで狩りに出かけているのです。

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