@ 地球の海水をぜんぶ集めたら、想像を絶する多さです。しかも、その海水は塩辛い特徴があります。「塩」が含まれているからです。ヒトは大昔から、海水を乾燥させることによって、この「塩」を取り出し利用してきています。ところで、川や湖の水は塩辛くないのに、どうして海水は塩辛いのでしょうか?
A 地球が生まれた頃、塩素ガスを含んだ雨が大量に地上に降り注ぎました。そして長い年月を掛けて、塩酸を大量に含んだ海が誕生していきました。一方、地上の岩石には「ナトリウム」などが含まれています。これが雨によって、どんどん溶かされて海に流れ込んでいきました。塩酸とナトリウムが混ざると「塩」になります。こうやって、大量の「塩水」が海に満たされていったというわけです。
B ちなみに、川や湖が塩水ではないのは、降ってくる雨が水蒸気となって空中に浮かんでいる真水だからです。