@ 腸に病気がある患者の腸内に、健康な人の便(うんこ)を注入する「便微生物移植」が注目されています。方法は、健康な人の便
100gを食塩水に溶かし、それを患者の肛門から注射器で腸に流し込みます。この方法で治療すると、腸の病気が治ることが分かりました
C 「便微生物移植」治療のヒントになったことがあります。一つ目のヒントは、パンダやコアラです。誕生後、赤ちゃんは母親の便を舐めることによって、病気にかかりにくい体になります。二つ目は中国の医学書(治療の方法について書かれた本)です。「食中毒には、水で溶いた便を飲ませるといい。」と書かれています。実際に日本でも昔、「便」を飲ませる治療が行われていたことがあります。