新技術誕生
コンクリート舗装


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2015.08.07


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全体像

朝日新聞
2015.08.03



教材
上級編


@ 道路の舗装と言えばアスファルト(黒い舗装)ですが、コンクリート舗装(白い舗装)が注目されています。これまで主としてコンクリートが使われていなかった理由は、固まる時間が長くて通行止めが2週間も必要だったからです。この問題点を克服したのが「1 DAI PAVE」(一日で舗装する)です。セメントと砂利を混ぜて作ります。

A コンクリート舗装の長所は、特に2つあります。一つは熱吸収率が低いので、町が涼しくなることです。もう一つは舗装の補修です。アスファルトの場合は、通常3年で補修が必要となります。その点コンクリートは、手入れ無しで数十年大丈夫です。長い目で見れば、50年間でコストが三分の一になります。

B ただ、問題点もあります。コンクリート舗装の場合は、専用大型機械が必要な上、技術者がまだ少ないということです。また、舗装自体が固いため、水道管などが下を通っている場合に何かと不便だということです。そこでまずは、路面の傷みが早い交差点やバス停において、コンクリート舗装を導入しようという案が浮上しています。

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コメント
何事も長所の裏返しは
短所でもあります。
アスファルトとコンクリートと
それぞれの長所を生かした施工が
当面の所
現実的なのかも知れません。

当初は石畳だったことを思えば
人間はアスファルトという
優れた方法を
よくぞ編み出したものです。