世界遺産に!
軍艦島


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2015.08.07


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全体像

週刊朝日
2015.07.17



教材
上級編


@ 軍艦島の正式な島名は、端島(はしま)です。遠くから眺めると、ちょうど軍艦のような姿に見えるところから「軍艦島」として広く知られています。長崎港の南西19Kmに位置する、全周わずか1.2Kmの小さな島です。この島が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界遺産委員会の会議において7月5日、全国23施設の「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、世界文化遺産に登録されることになりました。

A この島は海底炭坑の島として、1890年(明治23年)に本格的に石炭の採掘が始まり、1974年(昭和44年)に閉山となり、以後は無人島となりました。最盛期(1960年頃)には5,300人が住み、人口密度10uあたり8人という、今の東京の9倍も賑わっていました。大正時代には、全国初となる鉄筋コンクリート高層アパートも誕生し、島全体が大きな家族のような絆で結ばれていました。

B 現在はそれらの建物は廃墟と化し、立ち入り禁止が続いていました。が、2009年4月から上陸して見学ができるよう整備されています。世界文化遺産に登録されたことにより、軍艦島は再び脚光を浴びることとなりました。

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コメント
人口密度が半端ではありません。
テレビで当時の写真を紹介していました。
廃墟と化した今と比べて
当時のにぎわいや華やかさは
まさに栄枯盛衰世の習いです。

近づいてみると廃墟ですが
遠くから眺めると
姿が軍艦というところが
この島の売りです。

観光客が押し寄せても
建物などの倒壊不安は
大丈夫なのでしょうか?