冬から春にかけて増加
PM2.5


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2015.01.25(日)


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山陰中央新報
2015.01.16




全体像






教材
中級編


@ 「PM2.5」は工場のばい煙、車の排ガス、タバコの煙などが原因で生じる微粒子です。直径が 2.5/100万 mm 以下のきわめて小さい微粒子であることから、この名前が付いています。特に中国では、冬から春先にかけて石炭暖房を使用したり、冬小麦のわら焼きをしたりするので、PM2.5 が急増します。中国だけではありません。この時期には偏西風に乗って黄砂が飛来しますが、それとともにPM2.5もやってきます。

A 日本にやってくるPM2.5は、一年平均で 15
マイグラクロム / 1立方m です。一日平均35マイグラクロム / 1立方m 以上になると、注意報が出されます。昨年(2014年)の場合、一年間で注意報は26回(26日)でしたが、そのうちの 16日は1月〜5月となっています。今の季節は、要注意の時季なのです。

B PM2.5 は微細な粒子なので、人が吸い込むと肺の一番奥の「肺胞」にまで届きます。ぜんそく・気管支炎・肺ガンの原因になります。ぜんそく患者や花粉・ダニアレルギーの人は要注意です。

C 対策としては、激しい運動を避けたり、目の細かいマスクをしたり、洗濯物を屋外に干さないようにしたりする必要があります。フィルター付きの空気清浄機も有効です。

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コメント
黄砂は
目で確認できたり
車にまとわりついたりするので
存在が分かります。

その点
PM2.5は
微細な上に見えません。
ステルス戦闘機のようです。

ただ
黄砂に抱きかかえられても
日本に飛来すると言われています。

注意報に要注意です。

しかし
決定的なら対応策がないのが
悔しいところではあります。

この教材は
子ども達に注意を喚起する上で
有効だと思います。