慰安婦問題
本質を究明すべき


.

2015.01.23(金)


コメントの部屋へもどる




山陰中央新報
2015.01.


ジャーナリスト 江川紹子 さん

全体像













懸案事項


 戦後70年、日韓国交正常化から50年を経て、慰安婦問題は日韓関係の重大な懸案事項となっています。この問題は、2014年8月の「朝日新聞:強制連行記事問題」以降、溝が広がるとともに深くなってきています。

.


コメント
慰安婦問題については
1910年
日韓併合以来
日本が韓国に対して行ってきた
日本(軍)の数々の
ひどい仕打ちに対する
一つの象徴だと思います。

お金で解決とか
理屈で分かってもらうとか
そんなレベルではありません。

長い年月のうちに積み重なった
深い怨念があります。



.









対立


 この問題に関して韓国は、「韓国国民はかつて日本軍の性奴隷にされた。誠意を示せ。」と追及の手をゆるめる気配がありません。一方日本は、「慰安婦は売春婦。日本軍の強制連行はなかった。」などという極論まで飛び出し、お互いに対立を深めています

.


コメント
強制連行が
全くなかったか?
証拠を文書に求めようとする限り
なかなか結論は出ないかも知れません。

しかし
間接的にせよ
日本軍が関与した事実は
疑う余地はありません。

なかには騙されて
連れて行かれて
まさに「性奴隷」の扱いを受けた
悲惨な女性も
あったと思われます。









実相は?


 慰安婦問題の実相は、当時の日本兵の強姦事件や、兵士の性病予防をかんがみて、日本軍が関与していたことは疑いがありません。さらには、国際社会はこの慰安婦問題は、「女性の人権問題」という認識をしています。ただ、この慰安婦問題については、一人一人経緯や体験はさまざまです。多様な実相があります。そこに目を向ける必要があります。

.


コメント
この辺りについては
歴史上の事実関係ですので
歴史学者・研究者の究明に
委ねるしかありません。

しかしながら
私の中でハッキリしていることは
もし我が子(娘)が
慰安婦として
日本軍の駐留地に
連行されると知ったら
命をなげうって
止めに行くと思います。

人の子の親なら
誰もが持つ心情ではないでしょうか。









双方


 日本はかつて、「村山談話」で謝罪の手紙を送るとともに、償いの事業を始めました。償い事業の「女性基金」については、韓国では日本批判をエスカレートさせたため反対運動が起こり、元慰安婦の中には賠償金を受け取れなかった方もあります。この慰安婦問題については、お互いに極論を主張しあい、相手を罵倒しあっていては、解決はありません。

.


コメント
札束でほおをひっぱたいたら
誰でも怒ります。

ただ
この女性基金については
せめてもの償いという
お詫びと悔恨の情が含まれていると
私は認識しています。

すでに歴史の中で
消すことの出来ない事実として
横たわっています。
であるならば

どこかで
何らかの形で
双方が歩み寄って
矛を収めない限り
不幸な日韓関係が
歩み寄ることはありません。









あるべき姿


 今後あるべき姿は、日韓が協力しあい、ありったけの想像力をめぐらして「元慰安婦の思い」「問題の本質」を究明することです。

.


コメント
江川紹子 さんの結論は
次のようになると思います。

日韓双方がいがみ合うのではなく
日韓双方が協力しあって
真相の究明をしていくべき。
大事なのは
元慰安婦の思い
そして
問題の本質です。


基本的に
全く同感です。
一日も早く
日韓関係が良好で
お互いが融和しあう
温かい関係になることを
心から願ってやみません。





慰安婦という
人間世界の暗部を扱っていますので
教室に持ち出すには
小中学校は早いかな?
という思いがあります。

しかし
きわめて重要な内容でもあります。
長い日本の歴史の中でも
朝鮮半島(特に韓国)から受けてきた
影響は
多大なるものがあります。

一番近い隣国でもあります。
竹島問題も含めて
平和解決を期待しています。

ところで
あの「韓流(ドラマ)ブーム」は
どうなったんでしょうか?
とても好ましい流れだと
個人的には
喜んでいたのですが、……。







時論公論
「韓流ブームは終わったのか?」
NHKオンライン