再生医療分野
新規参入続々!


.

2015.01.20(火)


コメントの部屋へもどる



山陰中央新報
2015.01.




全体像






教材
中級編


@ 再生医療の実用化に向けた動きが本格化する中、関連ビジネスも拡大しつつあります。その一つのきっかけとなったのが、2014年11月に改正になった「医薬品医療機器法」の施行です。再生医療に使う細胞や組織の早期承認が可能になりました。有効性が認められれば、条件付きで承認が得られます。これによって、臨床試験から承認までの期間が8年から3年にまで短縮されました。

A 今回の法改正によって費用負担が軽くなり、中小企業も参入しやすくなりました。経産省の試算では、2012年に91億円だった国内市場が、2030年には一兆円になると予測しています。

B バイオベンチャー企業「テラ」では、患者から採取した細胞を培養し、体内へ戻すことによってがんを撃退する療法を開発しました。今年度(2015年度)から、臨床試験に入ります。また、医療機器大手「テルモ」では、心不全患者の心臓に貼り付けて機能を回復する「細胞シート」を開発しました。大阪大学の協力を得て、臨床試験を実施。2016年には実用化の見込みです。

.


コメント
いわゆる
政府が力説している
規制緩和の一環です。

安心・安全のためには
患者への使用までのハードルを
より高くする必要があります。

しかし
医療現場は
まさに日進月歩。

ハードルを必死でクリアーしようと
あくせくしている間に
費用がかさむとともに
患者の様態も変化します。

患者は特効薬・最先端医療を
命をかけて
心待ちにしています。

リスクはむろんありますが
今苦しんでいる患者や家族を救うため
今回の規制緩和は
大歓迎です。

子ども達に読ませる教材としても
明るい展望が持てる
よい内容だと思います。