期待高まる
メタンハイドレート


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2015.01.19(月)


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山陰中央新報
2014.12.26




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教材
中級編


@ 「メタンハイドレート」という言葉を聞いたことがありますか? メタンハイドレートとは、「燃える氷」という意味です。メタンガスが氷の中に閉じこめられた状態で、海底の地中に埋まっています。2年前、愛知県沖でメタンハイドレートの試掘が行われました。昨年は、秋田県沖など日本海の3か所でで試掘が行われました。そして、海底の地中100メートルまでパイプを掘り進んで行った箇所に、10センチから1メートルの厚さの「ガスチムニー構造」(直径数百メートルの円柱状の構造)が確認されました。

A 来年度は、さらに隠岐の島周辺などでも「音波調査」が行われる予定です。予備調査では、日本近海に746箇所に「ガスチムニー構造」が存在するとのことです。多くが直径500メートル以内ですが、中には直径1キロメートルの場所もあるようです。

B 日本のことを「隠れた資源大国」と表現する人がいます。日本近海には、天然ガスの年間消費量の100年分以上のメタンハイドレートが存在すると見積もられているからです。近年研究が進んでいる日本海側のメタンハイドレートは結晶状で存在しており、低コストで採取できます。実用化に至れば、「LNG(液化天然ガス)の10分の1程度の価格で販売できるだろう」と期待されています。

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コメント
実際には
温室効果ガスの発生の問題や
地震との関連を指摘する学者もあり
実用化に至るまでには
紆余曲折があるようです。

しかしながら
資源の大半を輸入に頼る日本です。
夢のある話です。

ちなみに
尖閣諸島や竹島の領土問題ですが
実は
中国や韓国が
これら領土を通じて狙っている
”真の目的”は
メタンハイドレートを含む
地下資源だと言われています。

尖閣諸島の海域では
1968年
豊富な石油や天然ガスの存在が
確認されており
その調査を機に
中国からの領土主張が始まりました。

それら地下資源の埋蔵量は
”イラクの全石油埋蔵量を超える”
とも言われています。