忍び寄る物流危機
モノが届かない!?


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2015.01.14(水)


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NHKクローズアップ現代
2015年1月14日(水)
午後7時30分〜8時00分


全体像













トラックで9割


 日本の物流は正確・確実・迅速。日本では当たり前ですが、これだけきちんとシステムが機能しているのは、世界まれです。ところが、物流の需要が近年急上昇しています。家電量販店の通販、インターネット販売など、どんどん広がっているからです。

 これら物流の9割は、トラックが請け負っています。問題は運転手不足です。まさに時間との戦い、食品メーカーの製品や農産物が、トラック不足で届けられないケースも出てきています。

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コメント
日頃
何の疑問も抱かなかった
空気のような存在だった
物流の世界。

いろいろと勉強になりました。
図式を描きながら視聴しましたので
ここに掲載します。








運転手不足


 運転手は、荷物の上げ下ろしがあったり、時間指定に振り回されたりで、長時間かつ重労働です。時間指定は夕方や午前に集中しており、しかも指定時間に訪問しても、不在が3割にも上ります。その上、賃金も安いので定着しなかったり、求人に応募が少なかったりという現状にあります

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コメント
時間指定は
一つのアイデアだと思っていました。
我が家は昼間は留守のことが
少なからずあります。

そんなとき
運転手さんの携帯電話番号を書いた
お届け用紙が
ポストに入っています。
いつも気の毒に思います。

しかし
時間指定ということは
運転手さんは縛られます。
これまた気の毒な話です。

それにしても
時間指定がしてあっても
不在が3割とは
失礼な話ですね。









コンビニ業界


 コンビニ業界における物流も、運転手不足が課題です。各店舗は在庫・売れ残りを防ぐために、品物の個数を細かく指定してきます。それに対応して、仕分けする作業も煩瑣となっています。

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コメント
コンビニ商品のうち
食品など売れ残ったら
その商品はレジを通らないそうです。
廃棄しかありません。
一つの店で
一ヶ月に数十万円とのこと。
これらは店側の損害となります。

マーケットのように
3割安とか半額とか
なぜしないのでしょうかね?
お互いの幸せになるのに、……。









モーダルシフト


 そこで注目されたのが、列車や船舶運送です。運輸省(現:国土交通省)は 1991年、モーダルシフトを打ち出しました。トラックに替えて、長距離輸送(2016年までに500Km以上)は貨物列車・船舶輸送にする、としました。何と言っても、貨物列車なら運転手一人で650トン(大型トラック65台分)も運べます。安定供給の上に、地球温暖化防止にもなります。

 なお、列車の往復で「空列車」とならないよう、複数業者が提携してコストダウンを図っています。ただし、貨物列車は、旅客列車の運行の合間を縫って走ります。列車ダイヤという課題があるのです。

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コメント
確かに
トラックと比べて貨物列車は
貨車をつないで走ります。
運ぶ量が半端でありません。
コスト面でも
だんぜん安いと思います。

ただネックは
列車ダイヤとのこと。
寝台列車はほとんどは知らないので
深夜に稼げばいいと
素人は思うのですが、……。








教材
上級編


@ 日本の物流は正確・確実・迅速。日本では当たり前ですが、これだけきちんとシステムが機能しているのは、世界まれです。ところが、物流の需要が近年急上昇しています。家電量販店の通販、インターネット販売など、どんどん広がっているからです。

A これら物流の9割は、トラックが請け負っています。問題は運転手不足です。まさに時間との戦い。食品メーカーの製品や農産物が、トラック不足で届けられないケースも出てきています。運転手は、荷物の上げ下ろしがあったり、時間指定に振り回されたりで、長時間かつ重労働です。時間指定は夕方や午前に集中しており、しかも指定時間に訪問しても、不在が3割にも上ります。その上、賃金も安いので定着しなかったり、求人に応募が少なかったりという現状にあります

B そこで注目されたのが、列車や船舶運送です。運輸省(現:国土交通省)は 1991年、モーダルシフトを打ち出しました。トラックに替えて、長距離輸送(500Km以上)は貨物列車・船舶輸送にする、としました。2016年、完全実施を目指しています。何と言っても、貨物列車なら運転手一人で650トン(大型トラック65台分)も運べます。安定供給の上に、地球温暖化防止にもなります。

C なお、列車の往復で「空列車」とならないよう、複数業者が提携してコストダウンを図っています。ただし、貨物列車は、旅客列車の運行の合間を縫って走ります。列車ダイヤという課題があるのです。

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コメント
個人的には
とても興味深いテーマです。
しかし
物流について
子ども達には
あまり差し迫った問題でもないし
身近でもないので
今ひとつ
よい反応が予想できません。

教室に持ち出すには
一考を要します。