エボラ出血熱
夢の新薬誕生へ!


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2015.01.13(火)


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NHK「プロフェッショナル」
2015.01.05
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0105/index.html


全体像


番組の紹介コメント

 いま世界を恐怖に陥れるエボラ出血熱。根本的な治療薬はなく、 8,000人の死者を出す未曽有の惨事となっている。このウイルスと20年も対峙してきた田。先行研究もほとんどない中、感染メカニズムを解明するなど、研究の道を切り開いてきた世界的第一人者だ。
 その田がまた、エボラウイルス研究の大きな一歩となる知見を得た。それは、エボラ感染を防ぐ『究極の抗体』の発見だ。現在知られているだけでもエボラウイルスには5つの種類があり、すべてに効く抗体は実現できていない。その点、田が発見した『究極の抗体』は、5つすべての種類に効力を発揮する。かつてない治療薬となりうる。
 世界が待ち望んだ、世紀の発見とも言うべき偉業だが、当の田は至って冷静な態度で、こう語る。「僕らがやらないと、どこもできないんじゃないかという使命感はあります。それを淡々とやっているというのが僕らの日常です」。みずからに与えられた使命をただ、淡々とやり続ける。それが田が貫いてきた科学者としての姿勢だ。

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〜NHKサイトより抜粋・要約引用しました。〜














高田礼人 氏


 致死率が90%という人類史上もっとも危険な、圧倒的な破壊力を持つエボラ出血熱ウイルス。この猛毒に対して治療薬がありません。現在のところ、動物(コウモリか?)を介して人間に感染すると考えられていますが、宿主が突き止められていません。これが解明すると、研究も大きく前進します。ところで、このウイルスと戦う執念の日本人科学者がいます。それはウイルス学者、北海道大学の高田礼人(46歳)氏です。

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コメント
こんな怖いウイルスが
20年前から猛威をふるっていたのに
未だワクチンや治療薬がないとは!
いや
作るチャンスはあったのです。








究極の抗体探し


 高田氏のエボラウイルスとの戦いは、20年前(27歳のとき)にまでさかのぼります。当初は実績のない研究者だったため、毒性を弱めた偽ウイルスを使って研究をしていました。エボラウイルスは5種類あります。この全てのウイルスに効く「究極の抗体」を探すため、数億の中から地道な研究を重ねてきていました。そしてついに世界初、99%のウイルスを殺す抗体を発見しました。今後「新薬」の開発につながります

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コメント
気が遠くなる地道な研究です。
きのうも見つからない
きょうも見つからない
明日も見つからない
………………
その連続です。

99% に有効とは
見事な快挙です。
その発見したときの場面を
テレビでは放映していました。

あまりにグッドタイミングなので
再現(やらせ)かも知れませんが、……。










オファーなし


 今から20年前、高田氏がエボラ出血熱と出会って一年後、猿モデルを使ってエボラ抗体を実証しました。にもかかわらず、世界中の製薬会社から何のオファー(問い合わせ)もありませんでした。いちばんの理由は、「エボラ出血熱はアフリカ風土病。罹患するのはその限られた地域でせいぜい、年数百人程度。とても製品化しても儲からない。」でした。

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コメント
これが
製品化しなかった
大きな理由です。

製薬会社も「会社」ですから
儲けを度外視は出来ないのは
これは当然です。

しかし
人類のために
子孫のために
という心意気のある
製薬会社が
世界に一つくらいあっても
言いように思うのですが、……。









今も淡々と


 今回は違います。エボラ出血熱はもはや世界中の脅威となっています。製薬会社は競って製品化へ向けて研究中です。一方、今や猛毒研究室「BSL4」を持つ高田氏は今も、より安く作れる抗体を求めて探しています。未来のために、人類のために淡々と、……。

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コメント
立派です。
頭が下がります。
探求心と根気強さ
何よりも人間性が
求められる世界ですね。







教材
上級編


@ 致死率が90%という人類史上もっとも危険な、圧倒的な破壊力を持つエボラ出血熱ウイルス。この猛毒に対してまだ有効な治療薬がありません。このウイルスと戦う執念の日本人科学者がいます。それはウイルス学者、北海道大学の高田礼人(46歳)氏です。

A 高田氏のエボラウイルスとの戦いは、20年前(27歳のとき)にまでさかのぼります。当初は実績のない研究者だったため、毒性を弱めた偽ウイルスを使って研究をしていました。エボラウイルスは5種類あります。この全てのウイルスに効く「究極の抗体」を探すため、数億の物質の中から地道な研究を重ねてきていました。そしてついに世界初、99%のウイルスを殺す抗体を発見しました。今後「新薬」の開発につながります

B ところで20年前、高田氏がエボラ出血熱と出会って一年後、猿モデルを使ってエボラ抗体を実証しました。にもかかわらず、世界中の製薬会社から何のオファー(問い合わせ)もありませんでした。いちばんの理由は、「エボラ出血熱はアフリカ風土病。罹患するのはその限られた地域でせいぜい、年数百人程度。とても製品化しても儲からない。」でした。

 今回は違います。エボラ出血熱はもはや世界中の脅威となっています。製薬会社は競って製品化へ向けて研究中です。一方、猛毒研究室「BSL4」を持つ高田氏は今も、より安く作れる抗体を求めて探しています。未来のために、人類のために淡々と、……。

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コメント
エボラ出血熱について
一人の研究者を追った
このドキュメントは
また違った視点から
エボラ出血熱を知ることが出来ます。
教材としても
持ち出す価値が高いと思います。