地方創生元年
やる気が試される


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2015.01.01(木)


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山陰中央新聞
2015.1.1




全体像













地方創生元年


 かつて、田中角栄首相は「列島改造」を、大平正芳首相は「田園都市」を、竹下 登首相は「ふるさと創生」を唱えて、地方の活性化策に取り組みました。しかし、今、地方は衰退の方向に向かっています。そこで安倍晋三首相は、2015年を「地方創生元年」と位置づけています。

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コメント
選挙の度に
地方より都会の比重が高くなってきている
議員の割り振りです。
裁判では違憲状態から
違憲と判定が下されるまでに至っています。

そういう中にあって
選挙の票目当てではなく
日本の将来をかんがみて
安倍政権は
地方創生を
政策の二本柱の一つに据えたと
私は評価しています。

このまま為すがままに任せていたら
都会に若者が集まる一方で

確実に
日本列島から
一つまた一つ
集落が消えていきます。
国土が荒れていきます。

遅きに失したとは言いません。
今が最後のチャンスです。








少子高齢化時代


 毎年50万人の人口減少。急激な人口減少・超高齢化社会の到来は、医療・介護を直撃しています。この現状は地方のみならず、東京オリンピック(2020年)以降は東京も同じ運命をたどります。今後は、中央と地方の関係、経済の仕組みを変更していく必要があります。

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コメント
人口密度から見ると
日本の人口1億人超は
多すぎるかも知れません。

しかし
国民の人数が減るだけではなく
日本の場合は
少子化と高齢化と
同時に到来していることが
さまざまな
困った現象を引き起こしています。

ここで
何をどう打って出るかです!









現状と打開


 非正規雇用の増加は、女性や若者の活躍の場の減少をもたらしています。格差社会がますます固定化しかねません。特に女性の場合、第一子出産後は6割が離職しています。子育て支援は喫緊の課題です。

 国の補助金に依存してきた地方では、「限界集落」の危機に直面し始めています。今後は、自主自立の熱意こそ大事です。政府は地方にアイデアを競わせ、やる気のある自治体に手厚い支援をしようとしています

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コメント
ここには2つの視点から
問題点と打開策を示しています。

働く人が少ないなら
女性の社会進出を促す政策を!
これは
疑う余地はありません。

なお
60歳定年が65歳に移行しつつありますが
今の世の中
70歳までは現役で十分と思います。
そうなると
年金などの社会保障費の運営が
ぐんと楽になります。

しかし
現実の社会を見ると
正規社員に替わって
非正規社員がどんどん増えています。

子育て支援はもとより
こういう現実の打開が
喫緊の課題となっています。

ちなみに
学校教育に長年携わってきて
やっぱり乳幼児期
少なくとも生後3年間は
母親の寄り添う愛が
健全な成長には欠かせないと
つくづく思います。

労働様態も
あわせて改善する必要があります。









打開策


 地方の産業育成のためには、外需依存から内需拡大に視点を移す必要があります。製造業中心から、農業やサービス産業を取り込んだ「複合型産業」を目指す必要があります。

 民間企業にあっては、本社機能の一部を地方に移すことによって、雇用環境・子育て環境の向上を目指すべきです

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コメント
内需拡大とは言っても
子どもがぐんぐん少なくなりました。
子どもや取り巻く家族をターゲットにした
産業は
どうしても衰退せざるを得ません。

ということは
高齢者がどんどん増えているのだから
そこに視点を当てて
内需拡大ということになります。
間違ってはいないと思います。

ただ
昨今の経済状況です。
高齢者の財布の紐も固くなり勝ちです。
どこを見ても
困難点が浮かんできます。









地方への関心はある


 先日東京で行われた「UIターンフェア」では、来場者の4割が「地方(定住)へ関心がある」と答えています。その際ポイントとなるのが、医療・福祉の環境整備です。その点、国は地域包括的医療を目指しています。

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コメント
田舎へのUIターンにおいて
気になる点は福祉と医療。
そうだと思います。

その点
包括医療のスタイルは
今後目指すべき方向として
一つの打開策だと思います。

この際思い切って
老人福祉関係は
田舎に移動して
空気がきれいで静かで
のんびりした環境にしたらどうでしょうか?
土地も十分にあります。

その施策によって
若者の雇用も
田舎に移ります。

包括医療(ケア)とは
治療のみならず
保健サービス(健康づくり)、在宅ケア、リハビリテーション、福祉・介護サービス
すべてを包含するもので、
施設ケアと在宅ケアとの連携
及び住民参加のもとに
地域ぐるみの生活・ノーマライゼーションを視野に入れた
全人的医療のこと。










標題にあるように
これからはバラマキは御法度です。
やる気が試される施策こそ
財源難にあって
大事だと思います。

日本の津々浦々に至るまで
地域の特性に沿って
地域活性化に知恵を絞って
地域ぐるみで取り組むことこそ
今後の日本の地方発展には
欠かせません。

冷たいようではありますが
やる気のあるところに
財源をつぎ込んで
全国各地で成功例!
これが
日本全国の発展につながります。