衆議院選挙
争点は何だったのか?


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2015.01.01(木)


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山陰中央新聞
2014.12.07




全体像













借金 一千兆円超!


 国の借金が9月末時点で、1,038兆円。12月1日、アメリカ格付け会社が、日本国債を一段階格下げしました。社会保障の効率化、歳出削減、税収確保策は、待ったなし。喫緊の課題です。そういう中での消費税増税の先送りです。日本の財政再建は大丈夫でしょうか?

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コメント
誰もが不信・不安に思っている
日本の高額借金。

ここから脱する展望を
安倍内閣は
アベノミクスとしています。

今回の総選挙は
このアベノミクス
是か非かと主張しました。








TPP


 TPPは、2015年前半の合意を目指すとしています。牛肉・豚肉などの聖域はどうなるのでしょうか? JA全中が抵抗している農協改革はどうなるのでしょうか?

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コメント
戦後の日本は
輸出入の差益で儲けを産みだし
国民が豊かになってきました。

その貿易に関して
関税撤廃を視野に入れて
交渉を重ねています。

TPP参加は避けられないのですが
日本の農業をどう守るか?
いや
日本の農業をどうするのか?!


このことが問われています。









減速経済


 円安と消費税増税により物価高傾向になりました。これにより実質的賃金が目減りしたため、国民の多くは節約志向に走りました。GDP(実質成長率)も、前年比で4~6月期が -7.3%、7~9月期が -1.6%と判明。実質賃金上昇の経済環境を整える必要性が増しました。

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コメント
量的緩和策により
日本のお札が大幅に出回りました。

結果
円の価値が下がって下がって
1ドル=78円だったレートが
あれよあれよという間に
今や
1ドル=120円台に突入です。

確かに輸入で稼ぐ
自動車産業などは
大幅に収益を伸ばしました。

その収益が
社員や下請け会社にまで
行き届いていません。

逆に
輸入産業や下請け会社は
どこもかしこも四苦八苦。

一方
輸入農産物などが
軒並み値上げラッシュ。
とうとう
家計を圧迫するまでになりました。

物価高と実質賃金の低下。
自然
財布の紐は堅くなります。
景気回復という流れは生まれません。









国民の声


 こういう現状にあって衆議院選挙を迎え、国民の声は、「国民の痛みを伴う政策論争を避けるな!」、「社会保障については、野党も展望を語れ!」、それにしても「今が選挙か?!」。

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コメント
「今が選挙か?!」
市中の声の大半は
この一語に尽きます。

今回の選挙は
国民のために行われたのではない。
自民党(安倍政権)のために
深謀遠慮によって
唐突に行われた。

これが
国民の一致した見方ではないでしょうか?









アベノミクスが間違っているかどうか
まだ評価には早いと思えます。
しかしながら
量的緩和策によって引き起こされた
急激な円安と株高。

それにしては上がらない賃金と
上がる物価、……。
晴れやかな顔になれない
日本の現状ではあります。