日銀の大規模追加緩和 過度の円安 . |
2015.01.02(金))
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山陰中央新聞
2014.11.05
全体像
2%の物価上昇を目指す
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【講演】なぜ「2%」の物価上昇を目指すのか
2014年3月
日本銀行黒田総裁の講演「なぜ2%の物価上昇を目指すのか」があります。
話を要約すると以下の通りです。
デフレは経済に悪影響。物の値段が下がれば、設備投資も賃金も下がり経済が縮小する。
デフレは、一刻も早く脱出する必要がある。
物価上昇2%が理想。過去のデータから、物価上昇2%なら賃金も物価も緩やかに上がる。
先進国の中央銀行の多くも、インフレ2%を目標にしている。日銀だけではない。
追加緩和の向こうには?
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黒田氏が日銀総裁になり
2度にわたり
大規模な金融緩和を実施しました。
これと連動するように
円安へと
ぐんぐんレートが動きました。
4年前は
1ドル=76円
という超円高の時代もありました。
それが今や
1ドル=120円突破し
更に円安へと動こうとしています。
自動車産業など
輸出企業は儲けが一気に伸びました。
しかし
長かった円高時代に
海外への工場移転が進んでいます。
報道によると
政府が予想したほどではなかったようです。
一方
輸入をテコに産業を興していた企業
とくに中小企業は
一気に苦しくなりました。
ガソリンはじめ
さまざまな食品の価格が急騰しました。
庶民の生活直撃です。
円高時代には
円高が元凶で「デフレ」になっている。
経済が発展しないと
マスコミは報道していました。
しかし円安に振れると
今度はその弊害を指摘し始めています。
報道を四捨五入してみると
1ドル=100円〜110円が
いちばんバランスの取れたレートのようです。
この辺りで安定すると
庶民の生活も安定するようです。
いずれにしても
急激な円安・円高はいけません。
その証拠が最近の
ロシアの急激なルーブル安!
ロシア国内は大激震が走っています。
ちなみに蛇足です。
退職金の一部を
ドル建てで運用しました。
当時1ドルが80円前後でした。
業者に尋ねたところ
レートの差益によって
預けた当時の金額が
230万円程度上乗せになっていました。
何とも不可思議な世界です。コ