点検アベノミクス
見えぬ消費回復


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2014.12.31(水)


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山陰中央新聞
2014.11.29




全体像













売り上げ減少続く


 百貨店・スーパー・コンビニの売り上げが、4月増税以降7ヶ月連続して減少しています。地方に行くほどその傾向が顕著です。その原因の一つが、消費者の節約志向です

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コメント
私を含め
周りの皆さんは
節約志向を強めてきているのは
確かです。

服・外食・調度品など
贅沢を避けようという気持ちが
自然に湧きます。








円安の影響も


 売り上げが減少している、もう一つの原因は物価上昇にあります。せっかくの賃上げ15年ぶりの高水準も、物価上昇4月比3%により、実質賃金が15ヶ月連続減となっています。物価上昇の背景には、円安があります

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コメント
円高のときには
マスコミは
ずいぶん
その弊害を主張していました。

しかし
私が読んだ本の中には
右肩上がりの経済でないとき(今)は
円高が庶民にとってありがたいと
その是非について説いた
主張もありました。

こうやって円安になると
輸入価格高騰によって
日常生活にじわじわと
悪影響が出始めています。

政府が目指していた
物価上昇が実現してきています。

その分
賃金が上がらないことが問題です。
年金暮らしの高齢者にとっては
円安は生活苦につながります。









雇用は?


 アベノミクス効果により、去年1月と今年10月雇用比較では、127万人増加と発表されています。しかし、その内訳を見ると、増えた雇用の大半が非正規社員です。正社員は 38万人減少しています。

 有効求人倍率はどうかというと、1.10倍で22年ぶりの高水準です。ところが、正規社員の求人は低調です

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コメント
何たること!
悲しい現実です。

つまり
今のアベノミクスは
労働者の視点に立った改革ではなくて
雇用者の側に立った改革に帰着しそうです。

むろん
世の中には非正規社員も必要です。
しかし
身分や保障や給与において
格段に差が付きます。
将来の展望も持てません。









労働者派遣法改正案


 今回の衆議院解散で廃案となりましたが、「労働者派遣法改正案」について政府は、再提出を目指しています。労働組合側では、「本来正社員であるべき人が、低賃金の派遣社員にされるのではないか?」と警戒を強めています。

 一方では、政府は「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入も模索しています。この制度は、業務について時間ではなく成果で計ろうとする試みです。これが導入されると、残業手当がなくなります。

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コメント
ますます
アベノミクスの正体見たり!
困った流れになろうとしています。

労働者の視点に立った
志ある政治家が
ここで立ち上がってください!








この内容は
教室に持ち出すには
少しためらいがあります。

出来れば
夢と希望のある
また
すごい! と感動させられる
教材を準備したいと
常々思っています。