原油続落
日本経済に追い風


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2014.12.17(水)


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読売新聞
2014.12.13




全体像













原油
低価格


 原油が5年5ヶ月ぶりに低価格になっています。最高値は2008年の145ドルでした。それが、2014.12.11 のニューヨーク原油先物取引では、1バレルが60ドルを割り込んでいます。今年6月から比べても、4割減です。専門家の話では、1バレルが50ドルもあり得るとのことです

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コメント
ガソリンが安くなったという実感は
正直なところありません。
平成2年〜平成17年頃は
1リットル
100円〜120円でした。
今は円安の関係からか
150円前後です。
とても4割減などという
状況ではありません。








その原因


 原油安になった理由はいくつかあります。一つは、アメリカでシェールオイルの産出が始まり、供給過多になっていることです。一方、欧州・中国の景気が減速気味で需要が減りつつあります。そこへ持ってきて、先日(2014.11)はOPECが「原油の減産見送り」を決めました。

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コメント
なるほど
原油安の背景には
様々な要因があるようです。
とりわけ。
アメリカのシェールオイルの産出が
世界全体に与えている影響が大きいと
知りました。









日本経済は助かる


 日本は原油の輸入国です。家計も企業も、原油安は助かります。日本経済にとっては追い風です。

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コメント
発電量の3割を
原発に依存していた日本です。
今や原発は全休止。
火力発電頼みの日本は
原油や天然ガス輸入で
貿易赤字に落ち込んだまま
推移しています。

まだ実感はありませんが
ガソリン代・光熱費など
家計にも
大きな恩恵があります。









その状況(日本)


 日本の化石燃料輸入額が、ひと頃と比べて 22.6%減。レギュラーガソリン価格も1リットルが 155.3円、1年5ヶ月ぶりの安さとなっています。家計にとっても、4月の消費税増税分が帳消しになるほどです。

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コメント
具体的な状況が
数値で示されています。
おそらくは
今後
ぐんと値崩れしていくんだろうと思われます。









一方
アメリカでは……


 せっかくシェールオイルの採掘で採算が取れるようになったばかりというのに、この原油安です。大きなダメージです

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コメント
しかしながら
原油安で助かる一方
世界には
困る国もあるわけです。

せっかく
採算が取れるようになったばかりの
シェールオイルです。

マラソンで言えば
やっとの思いで
先頭集団に追いついたら
一気にまた差を広げられた図です。

なお
別の記事で取り上げますが
この原油安で
ロシアは
大変なことになっています。













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