衆議院選挙が影響か
農協改革


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2014.12.09(火)


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朝日新聞
2014.12.4




全体像













玉虫色の表現に……


 衆議院選挙の影響を受けて、農協改革は玉虫色の表現になっているようです。政府とJA全農との意見の違いを見てみます。

1) JA全中組織
[政府]一般社団法人化する(民間組織)
[JA]農協法で位置づける

1) 監査権限
[政府]廃止する(相談を受ける全中が監査は変)
[JA]存続する(地域農協の健全化のため)

1) 准組合員利用制限
[政府]制限する
[JA]無制限とする(准組合員もパートナー)

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コメント
なるほど
それぞれに言い分があります。
要は
農家にとって
どちらの方がいいか?
です。








政府見解


 農協改革の対象は、各地域の農協の自由な経営を妨げているJA全中である。全中の特権は外すべき。一般社団法人にすべきである。

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コメント
確かに
監査権限については
これは正す必要がありそうです。

JA全中が
どれほど強い権限を持って
全国各地の農協に
影響力を行使しているのか
そこが分かりかねます。

しかし
政府の立場からすれば
JA全中は
巨大な圧力団体に
違いありません。









JA全中の主張


 JA全中は、政府主導の改革に反対する。この度の衆議院選挙に当たっては、候補者と政策協定を結むべく、候補者に署名を求めている。

 これに対して政府は、このやり方は「踏み絵」だと強く反発している。

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コメント
このやり方は
選挙を利用した
自己意見のごり押しに見えます。
人の弱みにつけ込んだ
こそくな手段とも受け取れます。
政府が踏み絵というのも
理解できます。










農協離れ進む


 農協の米の取り扱いは、今年4割減少した。農協を脱会したり、設備投資は一般の銀行にしたりする動きが出ている。「農協は、これまで自らの利益を優先してきた。」とか、「農業衰退の責任の一端は農協にある。」というのが、その理由である。

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コメント
農家の動きが
農協離れの方向に行っているようです。

この際
農協は
何のために
誰のために
存在するのかを
静かに問い直してほしいと思います。

そして
崩壊しかけてしまっている
農家の立て直しを
自らの生き残りのためではなく
日本の農業のために
謙虚に前向きに
取り組んでほしいと
願ってやみません。