　介護現場の人手不足が深刻です。認知症高齢者が急増している一方、介護職員が不足しているからです。2012年度の介護職員は 149万人ですが、2025年度には 250万人が必要です。昨年度（2013年度）の有効求人倍率が 1.82倍ですので、介護職員を目指す人が圧倒的に少ない現状にあります。

　各自治体では危機感を感じ、さまざまな対策を講じています。埼玉県では「ＰＲ隊」を結成、高校・大学で介護の魅力ややり甲斐を伝えています。また、セミナーを開催して事業所へモデル給与表を配布しています。

　静岡県では就職情報会社と協力して、高校の進路指導教師を対象にセミナーを開催。キャリアアップで給与が上がることなど伝えています。実際、介護職員の中村瑠美子さんは「高校で介護はきついと聞いたので、大学へ進学しました。その後進路変更して専門学校へ行き直しました。」と話しています。

　東京都では 2014年度から、年間10億円の予算を付けて、職場体験トライアル雇用を行っています。京都府では2013年４月から、勤務や休暇などをチェックする「認証制度」を創設しています。

　しかし、結局のところ、介護職員への魅力を増すためには、給与の改善です。

①　介護現場の人手不足が深刻です。認知症高齢者が急増している一方、介護職員が不足しているからです。2012年度の介護職員は 149万人ですが、2025年度には 250万人が必要です。昨年度（2013年度）の有効求人倍率が 1.82倍ですので、介護職員を目指す人が圧倒的に少ない現状にあります。

②　各自治体では危機感を感じ、さまざまな対策を講じています。埼玉県では「ＰＲ隊」を結成、高校・大学で介護の魅力ややり甲斐を伝えています。また、セミナーを開催して事業所へモデル給与表を配布しています。

③　静岡県では就職情報会社と協力して、高校の進路指導教師を対象にセミナーを開催。キャリアアップで給与が上がることなど伝えています。実際、介護職員の中村瑠美子さんは「高校で介護はきついと聞いたので、大学へ進学しました。その後進路変更して専門学校へ行き直しました。」と話しています。

④　東京都では 2014年度から、年間10億円の予算を付けて、職場体験トライアル雇用を行っています。京都府では2013年４月から、勤務や休暇などをチェックする「認証制度」を創設しています。

⑤　しかし、結局のところ、介護職員への魅力を増すためには、給与の改善です。