無人探査機
彗星に着陸!


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2014.11.20(木)


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山陰中央新報
2014.14.11














10年もかかって!


 ESA(欧州宇宙機関)は、無人探査機「ロゼッタ」が人類初、彗星着陸に成功したと発表しました。この「ロゼッタ」は、2004年3月に打ち上げられました。66億Kmの距離を 毎秒18Kmの速度で約10年間飛び続け、先日(日本時間 11月12日午前1時過ぎ)着陸しました。

 彗星は、火星と木星の間を移動中の「チュリュモフ ゲラシメンコ」という、氷が主成分の星です。実際に彗星に着陸したのは、「ロゼッタ」から切り離された「フィラエ」という着陸機です。

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コメント
人間は
すごい知恵を発揮するものです。
よくぞ
広大な宇宙空間で
超高速で飛び続ける彗星を捕らえ
そこに
無人機で着陸するというのですから!








2回バウンドして着陸


 彗星は重力が地球の10万分の一しかありません。着陸時に碇を打ち込んでバウンドするのを防ぐはずでした。が、この碇作戦が失敗し、2回バウンドして着陸しました。観測データや画像は、順調に送ってきています。

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コメント
碇作戦の失敗は
想定外だったことと思います。
ただ重力が大きくないので
着陸機は壊れずに
無事に着陸したようです。








地球の水は?


 この彗星を調査することによって、地球に水をもたらしたのは「彗星」かどうかが究明されます。

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コメント
なるほど
地球環境の基を
探ろうというのですね。










追加データ
新聞の記事にない内容を
インターネットから探し出して
以下に作文しました。


 ただ、小型着陸機「フィラエ」は、着陸から2日後に内蔵電池が切れて休眠状態になりました。しかし、この間に地表付近の初期観測は終えており、データを地球に送信してきました。

 解析の結果、彗星の地表付近の気体から有機物が検出されました。有機物は、生命体を構成する材料になり得ます。これは、地球上の生命体が、遠く離れた極寒の世界からやって来た可能性を示すものです。有機体の種類が分かれば、生命の起源を探る手がかりが得られる可能性があります。

 なお、彗星がこのまま太陽に近づけば、「フィラエ」の太陽電池が息を吹き返すという希望はまだ残っています。

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コメント
水だけではなく
生命体の基になる物質も
彗星から検出された
可能性があります。

人類の起源は彗星にあるのか?


 






教材
中級編


@ ESA(欧州宇宙機関)は、無人探査機「ロゼッタ」が人類初、彗星着陸に成功したと発表しました。この「ロゼッタ」は、2004年3月に打ち上げられました。66億Kmの距離を 毎秒18Kmの速度で約10年間飛び続け、先日(日本時間 11月12日午前1時過ぎ)着陸したのです。

A 着陸した彗星は、火星と木星の間を移動中の「チュリュモフ ゲラシメンコ」という、氷が主成分の星です。実際に彗星に着陸したのは、「ロゼッタ」から切り離された「フィラエ」という着陸機です。彗星は重力が地球の10万分の一しかありません。着陸時に碇を打ち込んでバウンドするのを防ぐはずでした。が、この碇作戦が失敗し、2回バウンドして着陸しました。ご安心ください、大丈夫です。観測データや画像は、順調に送ってきています。この彗星を調査することによって、地球に水をもたらしたのは「彗星」かどうかが究明されます。

B ただ、小型着陸機「フィラエ」は、着陸から2日後に内蔵電池が切れて休眠状態になりました。しかし、この間に地表付近の初期観測は終えており、データを地球に送信してきました。解析の結果、彗星の地表付近の気体から有機物が検出されました。有機物は、生命体を構成する材料になり得ます。これは、地球上の生命体が、遠く離れた極寒の世界からやって来た可能性を示すものです。

C なお、彗星がこのまま太陽に近づけば、「フィラエ」の太陽電池が息を吹き返すという希望は、まだ残っています。

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コメント
こういう内容は
少なからぬ子どもが
関心を持ってくれると思います。
教材として持ち出すのに
絶好の内容です。