授業に持ち出す教材
留意事項

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2014.11.10(月)


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この部屋では
子ども達に手渡す
教材について
私が留意していることについて
列挙したいと思います。




留意事項


 学年の発達段階に応じた内容、興味関心のある内容、価値ある内容、出来ればタイムリーな内容。 ……教材(内容)は、子ども達へのプレゼント。学習意欲を喚起する重要なポイントの一つ。「へぇ〜」「なるほど……」という内容を、全身全霊かけて準備する。

 要は「要約学習」でねらっている学力向上。文章のレベルは、学年段階より一段階・二段階落とすよう配慮する。間違っても、内容・語彙など(その学級にとって)難解な文章は持ち出さない。

 段落の設け方は、図式を書く際の手がかり・ヒントとなるよう配慮する。

 文章の量は一ページ35行中、見た目圧迫感を与えないよう、(題字等も含めて)22行までに止める。また、さし絵か写真を貼付する。

 各段落間は、一行開ける。プリントを見た第一印象が優しくなる。図式を書く際も、一区切り一区切りごとに小さな達成感がある。

 活字は11ポイントまたは12ポイントにする。また、見た目に優しい「メイリオ」(または、ゴシック・教科書体)を用いる。明朝体は切れ味はいいが、印象がきつい(鋭い)。

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メイリオ

ゴシック

教科書体


明朝体















留意事項


 原則として、発達段階に合わせた語彙を使う。が、時には「EU」の例のように、脚注を付して用いる。多すぎると鬱陶しいので、せいぜい3個までとする。

 当該学年の既習の漢字を用いることを原則とするが、原則を外れることが多い。読めないと思われる漢字には「ルビ」を付して使う。このぐらいの漢字は読んでほしいという、無言のメッセージ。

 既習のはずであっても、意外な漢字が読めない子が少なくない。要約学習の文章は、(ある意味)読解ではないので、必要と思われる漢字には「ルビ」をふる。多くて鬱陶しく感じる子もいるかも知れないが、漢字で躓いてやる気を無くしては元も子もないので、多めにルビをふる。

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以上です








@ 神奈川県の一主婦、鷹巣直美さん(37歳)が始めた「憲法9条にノーベル平和賞を」という動きが急展開しています。今年4月9日、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に「ノーベル平和賞」候補になりました。「集団的自衛権」の行使や「改憲(憲法を変える)」が議論される中、「今こそ平和憲法の大切さを世界に広めたい」と願っての行動だそうです。

A この取り組みを始めると協力者が次々現れ、約2万5千人の署名を添えて、今年2月1日にノーベル委員会に推薦書を送りました。受賞者は人物か団体のみで、「憲法」そのものは受賞できません。考えた末、鷹巣さんは受賞者を「日本国民」にしました。

B 2012年の平和賞は、欧州連合(EU)が受賞しています。受賞理由は、「EUは、ヨーロッパの平和と民主主義と人権の向上に貢献した」とされています。鷹巣さんは語っています。「現在のEUには問題もありますが、ノーベル平和賞は、理想に向かって頑張っている人たちを応援する意味もあると思います。日本も9条の理想を実現できているとは言えませんが、9条は受賞する価値はあると思います」。


C 鷹巣さんは、次のようにも語っています。「日本国憲法は、徹底した戦争の放棄を定めた国際平和主義の憲法です。特に第9条は、戦後、日本国が戦争をできないように日本国政府に歯止めをかける大切な働きをしてきています。実際、日本は今の憲法が出来てから、70年近く戦争をしていません。この間、日本は一人も戦争の犠牲者を出していません。こういう誇るべき歴史を刻んできている日本国民の受賞には、大きな意味があります。これをきっかけに、日本国民が憲法9条を考えたり、平和を考えるたりするきっかけになれば、とても嬉しく思います」。

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※ EU =欧州連合。European Unionの略称。ヨーロッパの地域統合体。価値観、平和、市民の福祉を促進することとしている。













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