要約学習を終えて
子ども達からの礼状
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2014.11.08(土)


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 去る10月16日(木) H小学校に出掛けて、5・6年生19名を対象に要約学習の授業を2時間連続(5時間目と6時間目)で実施。その後、校内研修会を行いました。

 子ども達が実に前向きに授業に取り組んでくれたことにも驚きましたが、プレゼン能力(発言)のレベルに仰天しました。

 例えば、授業終わりの礼の直前、担任の先生が「授業の感想を発表しましょう」と呼びかけられると、一斉に(たぶん全員)手が挙がりました。数人が指名されて発表しましたが、どの子もないようも趣旨がハッキリしているし、何より堂々たるスピーチです。

 日頃から、自主的な発言と発言レベルの向上を目指して、授業が行われている様子を垣間見ました。

 その子ども達から、心のこもった礼状が届きました。礼状だからいいことしか書いていないと分かっていても、受け取ったり読んだりすることは嬉しいものです。

 今回は、その中からいくつかを取り上げ、コメントを書くことにしました。

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コンパクト イズ ベスト




内容を自分の中に取り込むときも
人に情報を伝えるときも
ポイントは
単純明快・簡潔明瞭。
その趣旨をくみ取ってくれました。

漢字の習得については
日頃から読書に親しんでいると
過去に目にしたことのある漢字は
習得がよりスムースに行きます。
ぜひ
時間を見いだしては
読書をしていってください。














図式を念頭にプレゼン




この子は
図式もコンパクトで分かりやすく
また
そういう図式を脳裏に思い浮かべて
プレゼンに臨んだので
立派にスピーチできました。

今後の自信にしてほしいと
心から願っています。














親にも伝えます




「親にも伝えます。」という
この言葉を
とても嬉しく思います。

学校で学んだことを
うちに帰ってから
誰かに伝えるという
積み重ねは
学習内容の定着とともに
プレゼン能力を高めます。














日常生活に生かす




嬉しい言葉です。
この要約学習で目指しているのは
日常生活や
他の授業・予習復習への
転用・応用です。

これがあれば
要約学習の時間を設けなくても
日々
要約学習で目指している
総合的な学力が伸びます。














大事なことは冒頭で!




友達同士のプレゼンは
時間を1分30秒で切りました。
この時間内に
大事なことを言い落とさないように!

子ども達には
努力を促しました。

こういう伝達能力は
日常生活に転用できます。














伝えあう喜び




2人一組になって
隣の教室で聞いた内容を
ペアの人に伝える学習をしました。

どのペアも
伝える方も
聞く方も
表情が生き生きしていました。

本来
知らないことを伝えたり
知らない情報を聞いたりすることは
とても楽しいことです。

今回の授業を
日常生活に
生かしていってほしいです。














どんな教材を準備するか?




国語の授業と一緒で
要約学習も
内容教科ではありません。
書かれた内容をマスターさせることが
主眼ではありません。


内容を伝えることを目指すこと抜きに
要約学習は成立しません。

したがって
どんな教材を準備するのか
そこが指導者の腕の見せ所。

国語は教科書教材を扱いますが
要約学習は
授業者の意図で
内容を選べます。

要約学習の教材づくりは
だから
とてもやり甲斐があります。







教材づくりの部屋
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私のノートはもっと整理できる




ノート整理のお手本は
先生の板書です。

先生の板書をただ書き写すだけでは
脳がありません。
進歩もありません。

ちょっとでもいいから
自分の工夫を織り込んで
ノートを取りましょう。

そして
予習・復習では
今回の図式のスタイルを
存分に応用しましょう。