@ 2011年6月4日、金沢の英会話学校に勤務する女性(出身は大阪;22歳)が、一人暮らしのアパートで自死しました。その要因は、長時間の持ち帰り残業です。多くが教材づくりに費やされていましたが、作成したカードの枚数から算定すると、一ヶ月の持ち帰り残業が
82時間。学校での残業を加えると、111時間と思われます。
A 女性の死後、父親によって労災認定の申請が出されていました。金沢の労働基準監督署では、この事案に関して今年5月、労災と認定しました。折から、(対策は国の責務などと規定した)「過労死等死亡防止対策推進法」が今月から施行されています。
B この判決を受けて、当該の英会話会社では「従業員の業務軽減に一層努力します。」とコメントしてました。一方、父親は「今回の労災認定の意味を広く訴えたい。」と述べています。