世界の人口
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2014.11.5(水)


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 7月11日は「世界人口デー」です。1987年7月11日に、世界の人口が50億人を突破したことを記念して設けられました。

 世界の人口の推移を見ると、1950年は約25億人でした。1970年には36億人、1990年には52億人、2010年には69億人と増え続け、2011年10月31日、ついに70億人を超えました。2010年のデータでは、一年間の出生数が1.3億人に対して、死亡が0.6億人。年間0.7億人ぐらいのペースで増えているのです。

 2010年のデータによると、人口が一番多い国は中国で、13億人。2位がインドで12億人、3位がアメリカで3億人となっています。日本は1.3億人で10位です。

 なお、日本は世界と違って死亡数が出生数を上回っています。2010年のデータによると、一日平均の出生数が 2,935人に対して、死亡数が 3,279人(−344人)となっており、ますます「少子高齢化」が進んでいます。

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コメント
人口が増え続けると
食糧問題など
さまざまな弊害が生じます。

しかし
戦後の日本は
どんどん人口が増えていく中
高度経済成長の時代を歩みました。
夢と希望に溢れた
右肩上がりの世界です。

しかし
2010年の人口
12,806万人をピークに
どんどん減り続けています。
今後も
この傾向は続くとされています。

総務省の統計分析によると
次のようになっています。




我が国の人口については
国立社会保障・人口問題研究所
「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」
における出生中位(死亡中位)推計
を基に見てみると、

総人口は、
2030年(平成42年)の1億1,662万人を経て、
2048年(平成60年)には1億人を割って9,913万人となり、
2060年(平成72年)には8,674万人になるものと見込まれている。

また、
生産年齢人口(15〜64歳の人口)は
2010年(平成22年)の63.8%から減少を続け、
2017年(平成29年)には60%台を割った後、
2060年(平成72)年には50.9%になるとなるのに対し、

高齢人口(65歳以上の人口)は、
2010年(平成22年)の2,948万人から、
団塊の世代及び第二次ベビーブーム世代が
高齢人口に入った後の2042年(平成54年)に
3,878万人とピークを迎え、
その後は一貫して減少に転じ、
2060年(平成72年)には3,464万人となる。

そのため、高齢化率(高齢人口の総人口に対する割合)は
2010年(平成22年)の23.0%から、
2013年(平成25年)には25.1%で4人に1人を上回り、
50年後の2060年(平成72年)には39.9%、
すなわち2.5人に1人が65歳以上となることが見込まれている。