@ プチ宇宙旅行を目指して試験飛行をした試験機「スペースシップ2」が10月31日、異常が発生して墜落しました。この企画は、高度100Kmから始まる宇宙空間をかすめるように飛ぶ弾道飛行により、一般の人が無重力状態を4分間体験できる宇宙飛行です。一回の飛行で飛行士2人、乗客6人を予定。一人 2,800万円の費用で、来年実現の見込みです。すでに日本人19人を含む 700人が予約済みとのことです。
A 「スペースシップ2」は、専用の航空機につり下げられて離陸。ある程度の高度に達したら、この航空機から分離後にロケットを噴射してさらに高度を上げます。今回の事故は、このロケット噴射直後、高度14Kmで起きました。まもなく機体は爆発してバラバラになったとの目撃情報が報告されています。
B 以前のロケットは宇宙空間に到達するだけの推進力が不足していたので、今回は燃料を変更。その新しい燃料が原因と考えられています。残念なことに今回の墜落事故によって、当初予定されていた来年の実現は難しくなりました。