@ ニューヨーク州・ニュージャージー州では、「西アフリカでエボラ患者と接触した旅行者は、空港で隔離する」という措置を取ることになりました。その第一号の対象者となったのが、アメリカ人看護士(33歳) です。この看護士は、「国境なき医師団」(MSF)の一員です。
A 手記によれば、10月24日に国際空港に到着すると「検疫事務所」で検温された上、4時間も監禁。その後の検温で 38.3度だったため、3時間放置された末病院へ連行され、検温とウイルス検査を受けたとのことです。
B 結局、検査の結果感染していないということで解放されましたが、看護士は「犯罪者のような扱いだった。苦痛だった。」と述べています。MSFも「医療従事者の人権を守るべきだ。」、「こんなことでは、ボランティア医師が減るぞ。」と抗議声明を出しています。
C ただ、この隔離の措置を支持する声もあります。イリノイ州では、さらに厳しい「エボラ患者と接触した人は、帰国後21日間隔離する。」という措置を
10月25日から実施しています。