@ 日本は世界一です。ただし、電子メディアへの接触時間の話です。小5〜中1を対象にした調査では、一年間合計
2,200時間。年間授業時数の2倍となっています。
A メディア依存は子どもだけではありません。母親の8割が、スマホ・テレビなど「ながら授乳」という調査結果もあります。赤ちゃんにとって、脳の回路形成、視聴覚の発達期に、電磁波にさらされたり、人工の音や光を浴びたりという環境がいいわけはありません。その上、「ながら授乳」では母子のアイコンタクトがとれません。
B テレビ・ビデオ・ゲーム機が普及した 1970年代以降、子どもの学力・体力の低下傾向が続いています。メディアの接触時間と無縁ではありません。
C ユニセフの調査(2007年)によると、調査した24か国のうち、「自分は孤独だ」と回答した日本の子どもは
29.8%。2位のアイスランド 10.3%を大きく引き離して第一位です。「自分は社会の厄介者だ」の回答も、日本の子どもは
18.1% で第一位となっています。子どもの健全育成にとって、「自己肯定感」は欠かせません。今一度、メディアとの付き合い方を考え直す必要があります。