@ IPPC(国連;気候変動に関する政府間パネル)は (2014年)10月15日 、報告書を発表しました。それによると、今のまま温室効果ガスが排出されれば、世界が目指している「今世紀末までに
2度未満の上昇に押さえる」目標は、 20〜30年後には突破。今世紀末には、気温が最大
4.8度上昇するとのことです。その結果、人間社会や生態系に、取り返しの効かない事態を招くとしています。
A 例えば、海面水位が 82p上昇し、大勢の人が移住せざるをえない事態になるとのこと。また、洪水や干ばつが頻発し食糧や水不足を招くとともに、貧困が拡大すると指摘しています。これらの結果、温暖化に起因する紛争も起こると予想しています。
B IPPCでは、地球温暖化は「人間の責任」と断じるとともに、温室効果ガス削減に関する、大胆な拡充を訴えています。そのためには、「再生エネルギー比率」を
2050年までに、今の3倍から4倍にする必要があると訴えています。
C なお、これらの分析や提言は、10月27日から5日間、デンマークで開催される総会で論議され、承認される見通しです。