2014.9.21(日)
要約学習の部屋に戻る 教材づくりの部屋へ戻る 基になった記事 ー朝日新聞ー 2014.8.4
全体像
教材文
@ 人工衛星を使って、漁業や農業に活用する技術開発が進んでいます。農業の場合は、衛星画像を使って麦の成熟度を把握し、刈り取りをする活用がなされています。今後はさらに、無人トラクターを動かそうという試みが始まっています。 A GPS(全地球測位システム)を使えば、地上距離5〜6mの誤差です。それに準天頂衛星「みちびき」(2010年打ち上げ)を併用すると、10pの誤差になります。田畑の種まきに活用するには、3p〜5pの誤差以内が必要ですので、あとひと息です。 B こういう実績を背景に、すでに無人トラクターを夜中に運転する実証実験が始まっています。これが実現すると燃料の節約になり、効率よい農作業が実現します。農薬や肥料の節約にもなります。台風接近など緊急時には、昼夜を問わず無人トラクターで作業が可能になります。
教材づくりの過程
新聞の記事やインターネットで興味深い記事を発見すると、要約学習の教材として適切かを考えます。「いける」と判断したら、文章を丸写しするのではなく、文章を「図式化」します。 教材文は、この図式を見ながら作文することになります。もとの文章の内容から一部を削除したり、他から付け加えたりもします。文章化に当たっては、書く順番、語彙、表現方法など、子ども達を念頭に置きながら作業を進めます。 なお、初級編といっても、実に大雑把です。それぞれの学級集団の現状に合わせて、「初級」は「中級」や「上級」などに読み替えて使用してください。 また、要約学習においては、「要約」のノウハウを身に付ける場ですから、該当学年(対象の子ども達)の「読みレベル」より少し低い教材を準備します。