分かりやすく〔伝える〕技術
第9章
著者;池上 彰

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2014.9.30(火)


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全体像










口を大きく開ける


 NHK記者だった自分が38歳の時、初めてニュースキャスターになりました。アナウンスの基礎訓練を受けていなかったので、息が続かない、滑舌が多いなど、さんざんな船出でした。

 まず始めたのは、「口を大きく開ける」こと。大きな口を開けて「あ・い・う・え・お」を繰り返しました。何とか明るい声となめらかなアナウンスが出来るようになりました。

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コメント
飯南高校で観ました。
報道部の皆さんが
ベランダに出て
「あ・え・い・お・え・お・あ・お」と
区切りながら繰り返したり
下腹を押さえて
「あ〜〜〜」と
声を出し続けたり。

スポーツで言う
基礎体力づくりですね。








腹式呼吸


 もう一つ始めた訓練があります。腹式呼吸です。深呼吸を繰り返したり、下腹に力を入れて声を出したり、「あ〜〜〜〜〜」と低い声で長く発音したりを繰り返しました。

 おかげで、長い時間しゃべっても喉が疲れなくなりました。遠くまで通る声になりました。落ち着いたしゃべりになりました。落ち着いた話し方は、説得力を生みます。

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コメント
腹式呼吸は
リラックスや安眠
食事の際の胃腸の働きなど
身体を健康的な状態に保つ上で
きわめて有効であると
以前から認識してはいました。

これが
喉が疲れない
遠くまで通るなど
話す上でも有効だと知りました。