読書の意義
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2014.8.17(日)


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 夏休みも、いよいよゴールが見えてきました。子ども達にとっては、宿題の方も気になるところではないでしょうか?

 そこで今回は、「読書」「読書感想文」にスポットを当てることにしました。まずは、「読書の意義」です。これが「読書の意義」の全てではありませんが、一般的に語られている内容を図式にしてみました。

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全体像













心を育て、視野を広げる。


 物語・小説の類にあっては、基本的にストーリーを楽しむのが読書です。架空の世界に入り込むわけですが、やはり注目すべきは「登場人物」です。

 さまざまな出来事に遭遇して、登場人物は怒ったり泣いたり笑ったり、……さまざまな態度や表情を繰り広げます。読者は、自分が登場人物になったような感覚を味わうこともあります(内の目)。
また、第三者的に登場人物を客観的に眺めることもあります(外の目)。

 こうやって読み進めながら、いつの間にか「自分を見つめ」ています。自分の言動を振り返ったり、似たような場面を思い浮かべて反省したりもします。こうやって、自然な形で「心を育て」ているのです。「人生を知る」「生きる力を得る」と言い換えることも出来ます。

 時には「疑問」を抱いてあれこれ思いをめぐらすこともあります。自問自答の末、「人」「こころ」「生き方」について何らかのヒントを得ることもあります。

 自分の人生は紆余曲折あるといえども、限られています。その点、物語の中では、幼児になったり大人になったり高齢者になったり女性になったり、都会の高校生になったり、看護士になったり、江戸時代の人物になったり、未来の人物になったり、動物になったり、……。さまざまな人物になり、境遇に出会い、出来事に遭遇します。

 読むと読まないと、それはきっと「たった一つの人生」に微妙な影響を与えることと思います。

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知らないことを知る


 実用書の場合、それこそ星の数ほど未知の世界が広がっています。

 最近のことですから、インターネットで手軽に検索できます。それで十分、満足できるケースもあります。しかし、まとまった形で知識を得るためには、やはり「本」がいちばんです。

 実用書の場合、テーマを求めて読みますから、意欲・集中力も違います。読みながら、さまざまな知識を吸収していきます。読書は、すごい世界だと思います。

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つまり


 読書をすることによって、自分をより深く知ることが出来ます。世の中のことについて知識を広げることが出来ます。教養を高めることが出来ます。生き方のヒントを得ることが出来ます。

 読書する人は、知識を増やし、智恵を育み、考え方を深め、心を高めることが出来ます。

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