要約学習を終えて
子ども達からの礼状
O中学校1年生

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2014.8.2(日)


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 要約学習を終えて、心温まる礼状を受け取りました。「要約学習の部屋」と重複しますが、この感想に対するコメントを掲載することにしました。

 なお、この写真と記事は学校便りです。生徒を大事にされる校長先生です。子ども達の感想を軸に、要約学習の様子が紹介されていました。

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図式の力



よいと感じたことは
率直に
そのことを
本人に伝える。
私自身もそうしてもらって
成長してきたので
子ども達には
積極的に伝えようと
いつも思っています。
















難しかったけど楽しかった



奉職してから
ずっと念頭にあったのは
楽しくて
しかも
力の付く授業。

どちらが欠けても
プロの教師としては
未熟だと
自分に言い聞かせてきました。

それだけに
「難しかったけど楽しかった」
という感想は
私を喜ばせてくれました。















ぜひ伝えたいという気持ち



子ども達には
ことあるごとに伝えています。

プレゼンは
むろん伝える内容が
価値があるかどうかが
いちばんのポイントです。

しかし
人前で上がることもなく
しかも
パワフルに
ストレートに
伝わるための秘訣は
自分の心が決めます。

この内容・思いを
ぜひ伝えたい!
この熱意と意欲が
相手を引きつけるプレゼンを
生み出します。



















この生徒が書いている通りです。
人は人との交わりの中で生きています。
学校生活はむろんのこと
社会人となっても
聞いたり伝えたり
読んだり書いたり
話し合ったりという営みは
避けて通れません。


この中核に位置しているのが
「図式」です。


人に何かを伝えるとき
一瞬のうちに
テレパシーのように
伝えることが出来たら
どんなに便利なことか
と思います。


しかし
人間社会においては
言葉を間に介して伝えます。
それは
一本の線です。

ちょっと複雑になると
一本の長い長い線(言葉の連なり)を
何とか駆使しながら
伝えるしかありません。
一次元の世界は苦しい世界です。

その点
図式は二次元
もしくは三次元の世界です。

ぱっと図式を示して
立体的に伝えることが出来ます。





















図式を勉強に活用



この生徒が書いている通りです。
文章のまま覚えようとしても
なかなか定着しません。

その点
文章内容を図式にすると
鮮明に克明に
脳裏に刻まれます。
さらに
図式を見ずにプレゼンすると
完全マスターの世界です。





















生活の中で鍛える



日常生活そのものが
要約学習です。

人の話を聞くとき
文章読むとき
頭の中に図式を描きながら聞いたり

スピーチをするとき
事前に図式を書いて
内容構成を
脳裏にたたき込んで
マイクの前に立ったり

文章を書くとき
文章構造を図式化し
それを念頭に
ワープロを打ったり

これらのことが
すべて要約力を鍛えているのです。















ちゃんと聴く



人の話をちゃんと聞くということは
相手の人格を尊重することです。
そういう人は
例外なく人に好かれます。

このことは
ことあるごとに
子ども達に話すとともに
肝に銘じてもいることです。












長い文章も簡単になる



私を図式化してくれました。
ありがたいですね。
嬉しいですね。

もっとも
飛び込み授業ですからね。
いつもと比べて
より丁寧に
より生徒一人一人を
尊重して
授業を進めている面があります。

日頃行っている赤来中でも
ちゃんと
こういう心がけは
大事にしたいと思わされました。
















プレゼンが楽しい



嬉しい言葉です。
人にとっておきの話を
伝えるという行為は
実に有意義で
楽しいものです。

こういうことに
気づいてくれたということは
今後の「総合的な学習の時間」に
必ず生かされると
期待しています。















頭の中に図式を作る



今回の要約学習は
きっかけ作りでしかありません。

他の学習やスポーツ・習い事が
そうであるように
上達は
らせん階段です。
継続は力なりです。















純真



「純真」「純朴」
という言葉が浮かんできました。

人から学ぶということは
この心が基盤にあって
立派に成立します。
こういう生徒は大好きです。
尊敬しています。





先生の図式はさすがだな



そうです。
指導者は
子ども達より
一歩でも二歩でも
前を歩みたい
歩まねばならないと思います。

別に
ひけらかすのではありません。
大きな背中を
さりげなく見せて
目標を見せて
やがては
それを乗り越えてほしいのです。

私は
その飛躍台になりたいと
いつも思っています。










私からの
お礼の手紙