図解活用の技術
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2014.6.8(日)


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今回は
すでに「要約学習の部屋」で
6月6日にアップロードしている
「図解活用の技術」について
同じ内容で掲載します。






先日
書店で出会った
『図解活用の技術』
著者は 永山嘉昭
(ビジネスコミュニケーションスキル研究所代表)


タイトルは「図解」ですが
まさに「図式」そのものです。
著書の紹介の欄には
次のように解説されています。

図解は、作るだけでなく、
それをどうビジネスに活用するかが大事。
シーン別にその作成術と活用法を説く、
今までなかった図解入門。


特に心に残った内容を中心に
著書の内容を
序破急をつけて
図式化しました。





[シーン別]図解活用の技術 |
永山嘉昭著 ; PHP研究所



図解の特長












 上の図式の通りです。これまでに私が感得してきている「図式の底力」そのものです。永山氏は、図解の内包している威力について、視点を変えながらまとめておられます。

 長い文書を丹念に読み、内容を理解する労力と比べて、「図式」はまさに一目瞭然です。また、生徒に文章を「図式化」してもらうと、その文章内容の理解度は、図式を見てすぐに分かります。

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図解の目的












 「図解の特長」と重なる内容です。ここでは特に、人に自分の考えを説明する場合を想定して、図解を用いる目的をまとめてあります。

 文章読解に絵・図・表・写真などが掲載されていれば内容理解を助けてくれるように、人に何かを説明する際も「図解」は大きな力を発揮します。プレゼンテーションでパワーポイントを活用するのは、同じ意図によります。ただ、パワーポイントの画面が文字だらけだったり、プレゼンはその文章をたどり読みするだけというのでは、その威力はがた落ちとなります。

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図解の例
〜派遣労働の仕組み〜












 派遣労働の仕組みについて、この図解なしに説明を聞くとなると、聞く方は相当集中していないと内容がすっと入ってきません。この図解を示しながら説明されると、全体像と部分とが常に見えた状態で聞けます。内容理解が格段に容易になります。

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図解の例
〜新聞の記事〜












 新聞の記事を読む場合、こういう図解が補助的にあると、内容理解に大いに役立ちます。図解がない場合は、文章を読み進めながら、こういう図解を脳裏に描くことになります。上のような図解が描けたら、内容理解は花丸。そして、脳裏に映像として残るので、後々まで脳裏に残ります。

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図解の活用












 会議の際、進行役の方が論点整理を目的に板書されることがあります。例外なく図式(図解)です。議論が混乱している場合は、大いに助かります。論点が明確になり、議論の能率性も上がります。

 議事録について、録音機器を持参して(事後に)文章化される方をよく見かけます。正確に再現する場合は、とても大事なことだと思います。が、ものすごい時間がかかっていることと思います。私の場合は、時間の節約がいちばんの理由ですが、その場でメモし、事後に文章化してきています。その際、図式(図解)は文章再現に大いに役立っています。

 推敲についてですが、図式化してみると、文章の良否がよく分かります。図式化しにくかったり、図式にならなかったりすると、その文章は明らかに悪文です。

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プレゼンに図解を活用












 プレゼンテーションについて、その役割・目的、留意点について解説された部分です。上述したように、パワーポイントは有力なツールです。ただし、その威力を発揮するために心がけることがあります。特に画面の作成には、視覚に訴えることを中心に構想を練ることが重要だと思います。くれぐれも画面の文章を朗読する、……というようなスタイルになってはいけません。

 いちばん最初にパワーポイントを使って、大勢の前で話をしたとき、私は愕然としました。大いなる違和感を覚え、不完全燃焼のままに話を終えました。

 その理由は、いくつかあります。特に、会場が暗くされていたことは、海に向かって話すような頼りなさを感じました。そして、決定的な違和感は、私の位置する場所(パソコンを設置した会場の右袖)です。スクリーンの距離が離れていたことです。当然聞く人の視線は画面に行きます。暗い中、人の視線が私に向かない環境は、話す意欲を完全にそぎ落としました。

 以後はしばらく、パワーポイントは使わないことにしました。ただ、ある方のプレゼンで解決しました。手元にパソコンのリモコンを抱え、画面の前に立ってのプレゼンがそれです。しかも、プロジェクターの性能も向上し、明るい会場でも十分見えるようにもなりました。

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 25.08.11(日) プレゼン「飯南町の保小中高一貫教育」を振り返って

 











座標図の例
〜地産地消〜













 座標図は、ときどき新聞などで見かけます。特にさまざまな政治課題について、各政党の位置する場所についての座標図は、とても助かります。一見して、各政党の見解が分かります。これは、私自身はまだ使ったことはありませんが、機会あれば作成してみたいものです。

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