① 昆虫食しか売っていない自動販売機が全国的にじわじわ増えています。東京でも渋谷区の住宅街で「昆虫食はじめました」というのぼり旗と自販機が設置されました。政府の調査によると、日本では1960年ごろまでは55種類の昆虫が食べられていましたが、1985年には6種類までその数を減らしたとのこと。ところが近年、少しずつ食用の昆虫の種類が増えているのです。
② 昆虫食について「食料危機を救う」「未来のスーパーフード」「高たんぱく」などの謳い文句でメディアで目にすることも増えました。コインロッカーを設置する事業を手掛けるティ・アイ・エス（東京都台東区）は、全国6カ所で昆虫食自販機を展開しています。東京周辺６か所に設置し、ひと月の平均売り上げは約30万とのこと。
③ 現在自販機で売っている昆虫は25種類で、よく売れる商品を残して月1回程度、商品の入れ替えをしています。今いちばん売れている商品は、5種類の昆虫が入った「Mixed
Bugs」（1500円）で、複数種類の昆虫を一気に楽しめるのが人気の理由とのこと。現時点で昆虫食を購入する人は、興味本位が多いそうです。実際に自販機の前で実物を目にすると、ためらってしまう（迷う）人もいるとのこと。そこで、購買意欲をかきたてるために同社は、「お楽しみCAN」（1000円）も販売しています。
