子どもとマスク
.

授業対象=小学校:高学年

 中学生用に 作った教材を 小学校高学年用に 作り替えました。

2022.3.22


要約学習の部屋に戻る
小学校:高学年教材の部屋へ戻る


全体像


教材


@ コロナ禍が流行している日本では、保育士はマスクを着けて仕事をしています。しかし、これでは口元を見せることができず、「子ども達と信頼関係を築きにくい」という声が保育士から上がっています。例えば、「よくできたね」とか「えらかったね!」とか褒めても、子ども達には気持ちが伝わりにくいというのです。

A 人間は生まれてから一歳くらいまでの時期、赤ちゃんは人の顔やその動きを見て、表情を学びます。そのとき重要なのが、目・鼻・口の3点です。すべてが揃って、赤ちゃんは「これは顔だ」と理解するようになります。その後、数か月かけて笑ったり、怒ったりといった喜怒哀楽の顔の区別を学習していきます。専門家は、コロナ禍でマスク生活が続くので、赤ちゃんが表情に触れる機会を増やしていくことが、極めて大切だと強調しています。

B 子ども達の成長は、日々刻々と進んで待ったなしです。家族などが積極的に表情や気持ちを伝え合う機会を作ることがとても大事です。また、小学校入学前の子ども達に効果がある方法として、明和政子教授(京都大学)は感情を体で表現する方法を提案しています。嬉しかったら「やったー」、悲しかったら「悲しい」と、表情が見えない分、いつも以上にボディランゲージ(身振り手振り)を使って、コミュニケーションをすることも一つの工夫です。

.



基になった中学校教材


@ コロナ禍にあって、保育士はマスクを着けて対応しています。しかし、これでは口元を見せることができず、「子ども達と信頼関係を築きにくい」という声が保育士から上がっています。例えば、「よくできたね」とか「えらかったね!」とか褒めても、子ども達には意図・気持ちが伝わっていないケースが少なくないというのです。

A 人間は生まれてから一歳くらいまでの時期、赤ちゃんは人の顔やその動きを見て、表情を学びます。そのとき重要なのが、目・鼻・口の3点です。すべてが揃って、赤ちゃんは「これは顔だ」と理解するようになります。その後、数か月かけて笑ったり、怒ったりといった喜怒哀楽の顔の区別を学習していきます。専門家は、コロナ禍でマスク生活が続くなか、赤ちゃんが表情に触れる機会を増やしていくことが、極めて大切だと強調しています。

B 子ども達の成長は、日々刻々と進んで待ったなしです。家族などが積極的に表情や気持ちを伝え合う機会を作ることが求められています。また、就学前後の子ども達に有効な方法として、明和政子教授(京都大学)は感情を体で表現する方法を提案しています。嬉しかったら「やったー」、悲しかったら「悲しい」と、表情が見えない分、いつも以上にボディランゲージ(身振り手振り)を使って、コミュニケーションをすることも一つの工夫だといいます。

.