@ 日本郵便株式会社は、屋内での「配送ロボット」の可能性を試す実証実験を、2021年2月下旬から一ヶ月間、実際のマンションで行ないました。今回の実証実験では、マンション居住者宛ての荷物を配達員がマンションの入り口まで配達します。続いて、入り口から受取人の玄関までの配送を、ロボット「RICE」が行ないました。
A 配達員は到着後、スマホアプリを使ってマンション内に待っているロボットを玄関先まで呼び出します。配達員はロボットの蓋を開けて配達先の指定をし、荷物をロボットに入れてカギをかけます。この時点で、配達開始の「LINE」が受取人に発信されます。荷物を載せたロボットは通路を自律移動し、エレベータに向かいます。着くと無線でエレベータを呼び出します。エレベータが到着すると、カゴ内の「開く」ボタンを押して、ロボットが行き先階を命令します。エレベータが目的階に到着すると降車します。
B ロボットが配送先の住戸玄関に到着すると、受取人のLINEに到着の連絡と、荷物を取り出すためのパスワードを通知します。受取人が不在のときは、ロボットは荷物等を保持したまま一度マンション内の待機場所へ戻り、受取人から依頼があるのを待って、再配達を行ないます。