自然エネルギー
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授業対象=3年生
実施=2021年1月実施


2020.1.18


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全体像


教材


@ 2016年時点、日本の発電依存の状況は、火力発電が88%を占めています。2009年当時は62%でしたが、東日本大震災による原子力発電所の稼働停止の煽りを受けて急増しました。続いて多いのが「水力発電」の 9%。将来を期待されている再生可能エネルギーの割合は 3%に過ぎません。それに対して世界の主要国は、再生可能エネルギーを重点的に強化しています。ドイツは27%、イギリスは24%、デンマークは68%です。

A 再生可能エネルギーの先進国の一つ、アイルランドで風力発電の状況を見てみましょう。アイルランドは人口470万人、北海道ほどの面積の島国です。同じ資源に乏しい島国同士、日本にとっても参考になります。そのアイルランドで風力発電は、電源構成の22%を占めています。ただ、風力にせよ太陽光にせよ、難しいのは「風まかせ、お天気まかせ」で出力が安定しないことです。需要が少ない時期や時間帯に発電出力が高くなりすぎると、電力ネットワーク全体が停電しかねないため、「出力制御」が必要になります。 ※ 出力制御 =出すエネルギーを少なくすること。

B そこで、出力制御は全国の送電網を一元的に管理する電力会社が指示して行っています。気象データから風の吹く量を予想し、コンピュータによる一斉指令で、増やしたり減らしたりしています。こうした技術も使いながら、アイルランドは2021年には、再エネの発電比率を40%にまで高めるという目標を立てています。

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※ 再生可能エネルギー =太陽や風など、自然の力でつくる電気。


合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




課題は少子化問題


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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少子化は問題ない

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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