@ 2020年「コロナ禍」の影響で、日本は深刻な経済不況・倒産の増加・就職難などに陥っています。しかし、2019年までの日本は「人手不足倒産」などが社会問題となっていました。その課題解決の一つとして、外国人をどんどん受け入れる法律が成立(2018年11月8日 ⇒施行:2019年4月)しました。国会での審議の過程では、外国人労働者の過酷な労働時間・低賃金・劣悪な住宅など、生活環境の改善が指摘され、改善すべき問題点として取り上げられました。
A コロナ禍の以前(〜2019年)、松江市内のタクシー事情は深刻でした。平日でも、タクシーがなかなか予約できなかったのです。当時、タクシー車両の稼働率が60%(一日中まったく車庫からでない車が40%)で、運転手の人手不足がその原因です。車両をフル稼働させるには、運転手が 1.5倍必要と当時の新聞が報じています。「働き手」が不足しているというのが日本の実態だったです。
B 当時から、ヨーロッパや韓国などでは深刻な「就職難」が社会問題となっていました。その点、日本は人手不足が社会問題となっていたのです。人手不足は裏返して考えれば、経済が豊かということでもあります。コロナ禍で状況は一転しましたが、介護・飲食店・農場・建築現場などは、今でも深刻な人手不足が続いているのが、日本の実態です。